安心・安全なインプラント治療のために
当院で使用しているインプラントメーカーとその信頼性
当院では、1回法のチタン製インプラントを世界で始めて開発・製品化したスイスのストローマンインプラントを使用しています。
また、非営利、非政府系のインプラント学術グループとしては世界最大の学術グループ
ITI (International Team for Implantology)と1980年以来パートナーシップを結んでいます。
ITIは、インプラント歯学ならびに関連する組織再生学の発展のために設立されました。
歯科学・口腔外科学・歯科補綴学・生物学・生化学・冶金学・物理学・歯科技工学など各分野の専門家ネットワークで構成され、科学的理論に基づいた実験や臨床研究を行っています。
ITIの研究成果はStraumann(ストローマン)インプラントの製品開発に反映されています。Straumannインプラントの信頼性の高さは数々の学術論文に掲載されています。
またITIトリートメントガイドは、インプラント治療のガイドラインとして世界で広く普及しております。
当院で使用しているストローマンインプラントの生存率・成功率は、例えばDental implants placement in conjunction with osteotome sinus floor elevation: a 12-year life-table analysis from a prospective study on 588 ITI implants.
Clin Oral Implants Res. 2006Aug;17(4):479.
によれば、12年後の時点で生存率94.8%、成功率90.8%と報告されています。これは、例えばブリッジの平均使用年数が8年(口腔衛生学会雑誌, 45 : 788~793,1995)との報告と比べても大変長持ちです。
当院の治療設備
1、歯科用エックス線CT
お口の中を立体的な画像や断層で撮影するCT。
2012年5月現在、CTは2%の歯科医院にしかありません。
当院では、この最新医療機器を導入し、より確かな画像診断とそれに基づく治療を行っております。
根の治療、歯周病の治療、親知らずの抜歯、インプラントなど歯科治療のあらゆる場面で活躍します。
2.患者さんに使用する器具は、すべて滅菌・消毒しております。
3.歯や義歯、金属の切削片による空気汚染防止のため、すべての診療台に口腔外吸引装置を設けています。
4.よりよいコミュニケーションのため、診察室は、個室・半個室設計。
さらに、すべての診療台に目線を合わせたカウンセリングデスクを設置しています。
5.インプラントの手術を行うのは完全個室の診療室にて行います。
全身状態を監視するためのリアルタイム生体モニター(血圧・脈拍・酸素分圧)をつけ、手術用の無影灯のもとで手術を行います。
また、救急時に備え、救急医薬品、AED、小型酸素ボンベも常備しております。
6.院内に車椅子を完備。トイレも車椅子利用可。玄関で院内用車椅子にのりかえ、不自由なく診察が受けられます。
7.被曝線量の少ないデジタルレントゲンを使用しています。
8.きれいきれいスリッパ。殺菌灯つきのスリッパいれを特注しました。より安心してお使いいただけます。
9.Er:YAGレーザー装置 むし歯を削ったり、歯石をとったり、歯肉切開・止血、口内炎の治療などに使えます。
10.ピエゾサージェリー
この機械は、歯肉や神経などの軟組織を傷つけることなく、骨などの硬組織が選択的に削れるものです。骨移植などの際、繊細に移植片の採取ができたり、上顎洞底挙上術(サイナスリフト・ソケットリフト)の際に、上顎洞粘膜を損傷することなく、安全に手術をすることができます。また、手術後の腫れや痛みが少ないことも特徴です。
11.根管治療(歯内治療)用マイクロモーターとニッケルチタンファイル
この機械は、根管治療の効率をあげ、根管の清掃をすばやく的確に行うためのものです。根管治療中は、ラバーダムをかけ、お口が開きっぱなしとなるため根管治療を短時間で確実に行えるこの機械には、大きなメリットがあります。
12.デジタル口腔内写真システム
口腔内専用カメラにより撮影した画像を数分でとりこみ、院内のどこのユニットでも見ることができます。
また、過去の写真との比較を組み写真で見比べることによって様々なことを観察し知ることができます。
13.CGF(サイトカインを多く含んだ自己血液フィブリンゲル)作製装置
CGFの使い方としては
1 止血・感染防止・手術後の痛みの軽減
2 骨移植材の代わりとして使用(ソケットリフト・サイナスリフト)
3 骨移植材と混ぜて使用(骨造成術、サイナスリフト)
4 生物膜、メンブレンとして使用(術後の腫れが大きい減張切開をしないで済む)
などがあります。
待合室
受付
診察室6 オペ室
診察ホール
トイレ
Er:YAGレーザー装置について
CT及びシュミレーションソフトによる3D診断とサージガイド
以下は、当院で使用しているインプラントのシュミレーションソフトを提供しているマテリアライズ デンタル ジャパンのHPより引用いたしました。
http://www.simplant.jp/release/patient_implant09.html
インプラント(人工歯根)治療を適切に行うためには、顎の骨の状態を詳しく調べることが重要です。
そこで、病院でCT検査を行うことによって顎の骨の断面画像を撮影し、歯科医院ではその画像を見ながら治療の計画を立てます。より安全で、無理の無い治療を受けることができる最新の方法です。
CTとはどういうものでしょうか?
コンピュータ断層撮影(computed tomography)の略で、X線とコンピュータを使ってからだの断面を輪切りの状態(断層画像)で見ることが出来るようにする装置です。断層画像からは体の各臓器の形態、大きさ、位置などを確認することが出来ます。
何のために診断を行うのでしょうか?
歯医者さんではよくX線撮影をしますが、これは一方向にX線を透過させただけの簡単なもので、見たい位置の画像を撮影しなければなりません。
X線撮影をした画像は、歯の様子を見たり虫歯の様子を治療をするためにはとても役に立ちますが、インプラントの治療においては、あごの骨の厚さや形を調べることが重要です。
CTで撮影した画像からは、あごの骨の形や硬さがわかるだけでなく、鼻の病気や神経の位置なども調べることが出来ます。
CTを撮影するには、歯医者さんと提携している近くの病院に予約を入れてから撮影に行きます。病院ではCTを使用してわずか数十秒の撮影時間で顎の骨の断層撮影を行いますが、準備がありますので全体では30分から1時間くらいととお考えください。
歯医者さんではどんな説明がありますか?
歯医者さんでは、コンピュータを使って画面を見ながら一人一人の治療法方やそのためにかかる費用を丁寧に説明してくれます。
SimPlant®(シムプラント)は、インターナショナルなデファクトスタンダードとなっている、インプラント術前シミュレーションソフトです。
治療計画データから作成できるサージガイド・SurgiGuide®(歯科インプラント用ドリルガイド)により、安全・確実なオペの実現までをトータルにサポートします。
CT画像より作成する3D画像により、治療計画をされる先生はもちろんのこと、インフォームドコンセントにおける理解度も大幅にアップさせることが可能です。リアルな3D画像による治療計画やオペのイメージトレーニングにより、安全性を高めたオペが実現されます。
主要インプラントメーカー様のご協力により、リアルなインプラント(フィクスチャ・アバットメント)の表示が可能となり、各製品の特性にあった詳細なシミュレーションが行えます。
また、分かりやすい3D画像により、ドクターが治療計画を総合的にチェックできることはもちろん、患者様への説明においても大きな効果を発揮します。最終補綴イメージ(バーチャルティース)を表示できるので、バランス良い治療計画の立案が可能です。
インプラント治療の流れに実際の患者さんでシュミレーションした画像がご覧頂けます。