インプラントと歯の掛け橋(ブリッジ)、どちらがおすすめですか?
インプラントとブリッジ、それぞれの特徴を比較しながら、選択のポイントをご説明いたします。
インプラントの利点は以下の通りです。
残っている歯を削る必要がありません。これは大きな利点です。健康な歯を保護できるからです。
長期的な生存率が高いのも特徴です。15年後でも約94%の生存率があります。ブリッジの生存率は15年で74%との報告もあります。また、保険のブリッジの平均使用年数は8年という報告もあります。総じて、インプラントはブリッジに比べて優れた数字です。
かみ合わせが自然で、違和感も少なくなります。顔の形も保ちやすいのです。
一方で、インプラントには手術が必要です。また、インプラント周囲炎という新たな病気にかかるリスクもあります。費用も比較的高額になります。
ブリッジの利点は、手術が不要なことです。また、インプラントより費用を抑えられます。また、審美性に関わる歯間乳頭の再建はインプラントよりブリッジの方が予知性が高いです。
しかし、ブリッジには欠点もあります。両隣の健康な歯を削る必要があります。これにより、将来的に歯根が折れるリスクも生じます。また、清掃が難しく、歯間ブラシが必要になります。
では、どちらを選べばよいでしょうか?
以下のような方には、インプラントをお勧めします:
– 両隣の歯が健康な方
– 長期的な安定性を重視する方
– 違和感のない自然な咬み合わせを希望する方
一方、以下の方にはブリッジが適しているかもしれません:
– 手術を避けたい方
– 費用を抑えたい方
– 両隣の歯が既に大きな詰め物やかぶせ物をしている方
最適な治療法は、患者さまの状態や希望によって異なります。専門医との詳しい相談をお勧めします。特に歯周病をお持ちの方は、まず歯周病の治療を行ってから、インプラントやブリッジの選択を検討しましょう。
治療法の選択で迷われていませんか?ご不安な点があれば、歯科医院でご相談ください。




